「今日」トップ 幕末日誌文久3 テーマ別文久3 事件:開国:開城 HP内検索 HPトップ


前へ 次へ

文久3年9月10日(1863.10.22):
【京】軍艦奉行勝海舟、春嶽に上京を促す書簡を認める

■春嶽再上京
【京】文久3年9月10日、軍艦奉行並勝海舟は、前越前藩主(前政事総裁職)松平春嶽に上京を促す書簡を認めました。

<ヒロ>
勝は、上京する老中酒井忠績に随行し、前日(9日)に天保山沖に入港していました(こちら)。勝の使者として福井に赴いた近藤長次郎が越前藩島田近江に語ったところによると、江戸では春嶽が上京するとの風聞が流れており、酒井も京都では春嶽に助言・周旋を期待していたそうです。ところが春嶽が未だ上京しておらず、がっくりきていたとか。それもあって、勝は春嶽に上京を促す書簡を書いた模様です。

春嶽はもちろん政変直後に上京するつもりでした。ところが、朝廷は、春嶽が3月に政事総裁職の辞職を届け捨てたまま、無断で京都を去って帰国した際に受けた逼塞処分を理由に、春嶽父子の上京を許しませんでした(こちら)。また、京都守衛の藩兵を差し出すとことについても、無用だとの達しを受けていました(こちら)。

*勝の書簡の内容を含めて詳細は9/15の「今日」

参考:『続再夢紀事』ニ
関連:■テーマ別「横浜鎖港交渉」「春嶽の総裁職辞任」「松平春嶽再上京」■「春嶽/越前藩」「事件簿文久3年」

前へ 次へ

注意事項:こちらは素人の作成した趣味のHPであり、学問的価値は全くないことをご承知ください。
なお、無断転載・改変・複写、及びやおい作品へのご利用は固くおことわりしますm(__)m。


「今日」トップ 幕末日誌文久3 テーマ別文久3 事件:開国:開城 HP内検索 HPトップ